過ぎたるは及ばざる・・・

 私、昨年の春くらいから、断食に目覚めまして、性格も体質も向いていたんだと思います。1~3週間程度の断食を定期的に繰り返して、内蔵のリセットをこまめにしています。副次的な効果として、集中力が上がりまして、仕事がとても捗るので助かります。幾度もの断食を通して得た私の結論は、

『そもそも食べ方と食べている物が悪かった。とにかく食に関して無頓着が過ぎた』

という大反省です。これは、糖質制限とか、ヴィーガンとか、マクロビとか、グルテンフリーとか、ノンオイルとか、そんな事で解決するものではなく、また解決出来る単純な話でもなく、

『もっと自分自身の体調をモニタリングしながら、丁寧に食べないと意味が無い。何よりも、バランスが大切』

結局、ここに帰着しました。肉も魚も白米もパンもお菓子も大好きです。もちろんコーヒーは大好きだけど、断食中のカフェインは本当にNG(コッソリお抹茶を飲んで、卒倒する実験をしたので間違いない)なので、デカフェの野草系のお茶にも詳しくなりました。嘘かほんとか、陰謀論界隈では断食でワクチンのデトックスまでできるとか、そんな話を聞きつけると面白そうで堪りません。

 朝ご飯の語源をご存じですか?Breakfastは、break the fast(断食を破る)という所を語源とするそうです。朝食の習慣が無かった頃は、毎日18時間くらいの断食をしていたんですね。恐らく、長年の知恵から、そうやって健康を維持していたんだと思います。これは私も体感しているので、ほぼ真実です。

 あれはダメ、これはダメで、一方的な一面から切りつけるのは、クリティカルシンキングの観点からも問題です。多方面から分析して、自分に合ったものをお探し下さい。あなたの正解は誰かにとっては不正解かも知れません。バイアスを掛けずに、ニュートラルな立ち位置から耳を傾けるのが肝要かと思います。そして、その一方でサービス提供者は、お客様から寄せられたボールは全てホームランにしてしまうスキルが、大切なんだろうなと感じています。すなわち、

『偏ること無く、バランス良く』

です。そんな訳でシフォニストラボでは、
1 粉(種類に拘らない)
2 水(水道水でも、ペットボトルでも)
3 砂糖(メレンゲができるなら何でもあり)
4 卵(時には厄介なものもありますが、お好きなのを)
5 油(別に無くても良い)
6 清々しいところで焼成下さい
という基本のシフォンケーキをお伝えしています。ただ、何を作ろうが、何を使おうが、

『はらはら裂ける類い希なる食感』

ここだけ譲らないでおこうって。これは誰にもそうそう真似はできないから。そして、スキルアップに使う題材としては、これ程最適なシフォンケーキはないから。誤解を恐れずに言うと、これが焼けたら、あとはなんでも焼けると思う。小麦粉で、米粉でも、オイルでも、ノンオイルでも・・・

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