衝撃的なシフォン

その昔、まだ全然焼けない頃に、mixiのシフォンケーキのフォーラムで、どんなメレンゲを点てているのか、お尋ねして回っていました。分からない事は、聞くのが一番。その時に知り合ったご婦人が、あれやこれやと丁寧に教えて下さいました。津山(岡山)まで仕事に行ったついでに、山口にお住まいの彼女のところまで足を伸ばして、シフォンの事を一杯教えて貰いに行きました。帰りに持たせてくれた彼女のシフォンケーキが、こちら。それは、2008ねんの11月10日のことでした。

『シフォンケーキって、内部をこんなに柔らかくできるの?』って、衝撃を受けながら、津山のホテルでたパクパクと平らげました。何が凄いって、そんなシフォンケーキにご自身で試行錯誤しながら、そこに辿り着いたこと。

私が、『良いな、美味しいな、好きだな』と思うハラハラ裂けるシフォンケーキは、そんな衝撃が切っ掛けで始まりました。混ぜ方も焼き方も、始めに教わったやり方とは、随分と変わってしまったけど、『誰かに衝撃を与えることができるシフォンケーキ』という意味では、何も変わっていないのかも知れません。

『指で摘まんで裂いてみて下さい。違いがひと目で分かりますから』

言葉を沢山に説明しなくても、難しく事を詳しく説明しなくても、こんなに分かりやすいシフォンケーキはないなーと思います。

これが、ハラハラ裂ける『ほどけるシフォン』のルーツです。アメリカで生まれて、日本に伝わり、色んな人が焼き上げて、山口県から、福井県にやって来て、今、シフォニストラボを通して、また日本全国のシフォニスト達にお伝えしていこうと思っています。

私達の『好き』を同じ様に『好き』と言ってくれるシフォノストが、私は大好きです。一杯焼いて、一杯失敗して、失敗に挫けず、『美味しかったわ、ありがとう』の世界を拡げていきましょう。そんな仲間が増えると私は嬉しい。

お師匠さんのシフォンケーキ(2008/11/10)